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2023年04月11日 [世界史の理解]

リッベントロップと中立国(1)

Neutralitiesは第二次世界大戦を中立国の状況を見ていくことで、枢軸国側が最初から敗北が決まっているのに強行した戦争だったのかを改めて考えみる試みです。中立国各国により状況は個々の点では当然異なりますが、1941年くらいまではドイツがイギリスを屈服させる可能性があったのでどの中立国も親独の中立政策をとっていました。こうすることでドイツの欧州支配の中での自国の存続を確保する狙いがあったのでしょう。1941年12月までは日本もある意味親独中立国であったわけですが、他の中立国に比べてドイツの征服地の植民地に対する進出が露骨であったことがアメリカの心証を余計に悪化させていったわけですが、これは第一次世界大戦の時と同じとも言えそうです。列強の全勢力がドイツに向いていることを利用して、中国への侵略政策を強化していったわけですから、当然英米の心証を悪くしたわけでした。親独中立からドイツ側参戦、親独中立から非参戦を経て完全中立などがありますが、ドイツのヨーロッパ支配が濃厚になると自国の存続を賭けて親独政策を取り、あとは待機主義が主流のようです。詳しくは近刊Neutralitiesにて

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