[世界史の理解]
2022年12月09日
日独伊三国同盟とリッベントロップ(3)
リッベントロップは金のためにアネリーゼと結婚し、貴族の称号欲しさでのために叔母と付き合い…は宣伝相ゲッベルスの言葉だが、ある程度は本当だったかもしれない。リッベントロップが多少野心的であったことも事実だが、それと英独海軍協定を成功させ、独ソ不可侵条約を結び、親中国が当たり前であったのに親日政策を取り対ソ対英政策に日本を利用することにもある程度成功させたこととは別に評価されなければいけない。リッベントロップと夫人のアネリーゼが取り返しのつかない一歩を踏み出したのはやはりヒトラーとの出会いであろう。どうしてそんなにヒトラーに人を惹きつける魅力があったのか?本作品の中でも、ドイツ駐在イギリス大使のヘンダーソンの言葉を借りてこのことに言及しているが、誰にもはっきりとした答えはだせないようである。