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[世界史の理解]

2022年12月27日

日独伊三国同盟とリッベントロップ(4)

第四話は日独関係を扱います。日本の特に陸軍の親独主義の起源は普仏戦争におけるモルトケ参謀総長による見事な作戦による電撃的勝利でした。この戦争には各国から観戦武官が訪れていますが、日本からはのちの日露戦争時の首相である桂太郎が派遣されています。モルトケの武官であるメッケル少佐による日本陸軍の参謀将校の育成を経て、敵となった第一次世界大戦までドイツ陸軍は日本にとって先生であり続けました。『次の戦争でドイツは有利ではない』はモルトケの言葉ですが、日本は研究対象を崇拝対象にする悪い癖を出し、第一次世界大戦での対独宣戦布告にも陸軍はかなり躊躇していたし、第一次世界大戦でのドイツ軍の捕虜は客待遇でした。第一次世界大戦後のドイツの弱体化により、ドイツは軽視されドイツ情勢分析も形式的なものとなっていきました。ヒトラーへの注目やヒトラー政権誕生の予測はかなり遅れ、政権誕生後に一から分析となったことは第一話に載せてあります。『バスに乗り遅れるな』と言わんばかりにドイツ分析を行う中で、リッベントロップや陸軍きってのドイツ通の大島浩が登場するわけです。

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  • 既存の組織ではやりにくい横断的な試みができるところ。最初の試みである三国同盟秘史もドイツだけでなくイタリア、日本にもかなり言及。次の試みの慶大専科も世界史と英語が完全に一体化しています。また、現在準備中の孔明コンテストに至っては、外国語も英語だけではないし、勉強面でも理数も扱うし、スポーツもピアノも課題に入ります。