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[世界史の理解]

2023年04月19日

リッベントロップと中立国(5)

今回は東南アジアからインド。この地域はヨーロッパの植民地になっているため独立することがまず第一であった。その達成のために日本やドイツを支持することも十分考えられることであった。インドは第一次世界大戦で自治と引き換えにイギリスに協力して大きな犠牲を払ったのに戦後自治は与えられなかった苦い歴史があったのでなおさらであった。チャンドラ=ボースのような親枢軸派も現れたが少数派であった。東南アジアでも、太平洋戦争緒戦での日本の優勢に乗じ日本の力を借りて独立を達成する一派が現れたが、日本の劣勢により日本を降伏させることに協力することで戦後の独立を達成することが主流となっていった。いずれにせよ、一時は枢軸国側に有利な状況ができていたことは確かでここでもそれを活かせなかったことが失策であったと言えるであろう。詳しくは近刊Neutralitiesにて

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  • 既存の組織ではやりにくい横断的な試みができるところ。最初の試みである三国同盟秘史もドイツだけでなくイタリア、日本にもかなり言及。次の試みの慶大専科も世界史と英語が完全に一体化しています。また、現在準備中の孔明コンテストに至っては、外国語も英語だけではないし、勉強面でも理数も扱うし、スポーツもピアノも課題に入ります。