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[世界史の理解]

2023年04月21日

リッベントロップと日独伊三国同盟(1)総統官邸

当研究所の表紙には1940年9月27日14時のベリリンでの調印式の写真を採用しています。これだけでも大学入試にいろいろ役立つことが満載なので参考にしてください。まずは、この日独伊三国同盟調印式の舞台となるこの総統官邸ですが、ドイツ帝国の成立の時から使用されてきたものを拡張されたものです。総統官邸を調べれば画像も出てくるのでわかると思いますますが、外見は重厚でところどころ列柱が使用されていて直線を基調とするバロック式、さらに古いバシリカ式を彷彿させます。最近の建築家の建造物と比較すると古さが特徴です。ナチスドイツは現代にもつながるような新しいものを作り出す一方で、この古さを保守層へのアピールに使ったのかもしれません。『人は見た目で判断する』これこそがナチス流の本質かもしれません。

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  • 既存の組織ではやりにくい横断的な試みができるところ。最初の試みである三国同盟秘史もドイツだけでなくイタリア、日本にもかなり言及。次の試みの慶大専科も世界史と英語が完全に一体化しています。また、現在準備中の孔明コンテストに至っては、外国語も英語だけではないし、勉強面でも理数も扱うし、スポーツもピアノも課題に入ります。