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[世界史の理解]

2023年05月07日

リッベントロップと日独伊三国同盟(9)総統官邸関係者

日本大使館関係者の右には総統官邸及びヒトラーの従者たちが並んでいます。日独伊三国同盟の説明をしているリッベントロップ外相の左にはSS少将の制服を着たラッテンフーバーがいます。総統官邸の警備責任者でヒトラーの自殺と死体の焼却まで関わりました。総統官邸脱出後にソ連軍に逮捕されヒトラーの最後に関する尋問を徹底的に受けました。その右には、まだ若いSS将校でヒトラーの副官のシュルツェ・コッセンズがいます。独ソ不可侵条約調印の時に、リッベントロップが随員として連れて行きスターリン、モロトフらと共に写真に写っています。独ソ戦でのモスクワ占領失敗後に前線行きを志願し戦死しました。その後を継いだのがオットー・ギュンシェでした。リッベントロップ外相の右には参謀飾緒を佩用したヒトラー付きの陸軍高級副官のシュムント大佐がいる。ヒトラーの大変なお気に入りで、1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂事件では爆風を直接受け死亡したことが反ヒトラー派への憎悪をより増長させることになった。

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  • 既存の組織ではやりにくい横断的な試みができるところ。最初の試みである三国同盟秘史もドイツだけでなくイタリア、日本にもかなり言及。次の試みの慶大専科も世界史と英語が完全に一体化しています。また、現在準備中の孔明コンテストに至っては、外国語も英語だけではないし、勉強面でも理数も扱うし、スポーツもピアノも課題に入ります。